稲の播種から育苗初期の方法

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播種機について 

播種機   コンマ製作所 SP-GX4002Y  

箱積装置 コンマ AH403

播種機は毎時400枚と300枚が切り替え可能。

以前はスズテックの300枚仕様だったが、仕事のスピードを上げるために400枚に。

オプション装置の箱積機があることで、作業に余裕がもてる。

箱取りにずっとついていなくても良いので、播種量のチェックをしたりすることも可能。

やる気になれば2人での作業も可能。

箱並べ機

箱並べ機  タイショー  ベルノBJX-2

ハウス育苗にした時、同時に購入した製品。

助っ人が高齢になっているので、楽できるように。

2列仕様。箱供給には3人もいれば十分。あまり人が多いと箱が流れるまで待たなくてはいけない。

今年の播種は1600枚。3人、時々4人で2日で楽にハウスに並べるまで終了しました。

農薬

潅水と同時防除。

新薬のナエファインを使用し、立ち枯れ病等を防ぐ。根張りをよくする効果もあるようだ。

耐性菌が出現しているようなので、こういった新薬で対抗する。

こちらは減農薬栽培のコシヒカリとつや姫にはNGなので使用しておりません。慣行栽培のみです。

プール資材

プール育苗なので、水を貯められるように。

これはハウスのPOフィルムを使用。屋根のシートが古くなったらプール用に降格させるという流れ。

シートに穴が開かないように地面の上に防草シートを敷設。その上にPOフィルム。

草も防げるので一石二鳥。

枠を作るのはめんどくさいので、両脇はパッカーで留めるだけ。

これで大丈夫。

苗運びの時もかまわずビニールの上を軽トラが入ります。

水がちょっと漏れていても大丈夫。逆に水持ちが良すぎると、藻が発生したり腐るので入れ替えが必要。

水がなくなったら毎日貯めればいい、それだけ。

暑い日は正午に潅水することで、苗の伸び過ぎを防げます。

こちらにもプール育苗のメリットを書いています↓

うまくいく苗作り、その方法

2019年2月11日

被覆資材

太陽シート(ミラーシート)

ハウスを締め切ると日中は50℃を超すことも。

当然苗をそのまま置くと全滅です。40℃30分で全滅。

これを発芽適温の30℃前後まで抑えてくれるスグレモノ。

適度に日光を通すので、緑化もしてくれる。

ただ、寒い年は芽がでるのが遅くなるかも。その時は、じっくり待てばいいと僕は思うのですが。

素晴らしい資材です。発芽はできるだけ自然のチカラを借りる。

これが信条です。

ラブシート(不織布)

最初の年はべたがけに有効ポリ、その上に太陽シートでした。

太陽シートを取り払ってから、所々の苗が真っ白。

白化現象。

徐々に太陽光に慣らさないとこうなるのです。そして、ハウスを開けて温度は下げているのに、苗の土に強烈な日光が当たったからか、ヤケのような症状も所々でました。

苗が伸びて、緑の屋根状態になれば苗の土温度は上がらないとは思うのですが、まだ出てきたばっかりだと、このような事になるのではないかと推測しています。

それを防ぐのがラブシート。

適度な遮光、通気性、保湿で初期の苗を保護します。

だいたい2葉期まで。その後は被覆は完全になしです。

ハウスの屋根(POフィルム)

太陽シート

 ラブシート

プール

こういう構成になっております。

ちなみにこの本がプール育苗でとても参考になりますよ。

田植えまでドキドキ。

苗半作。

何年やっても育苗が上手くいくが心配です。

急に真夏日になったり、寒くなったり。

気候変動に強い農業のためには何ができるか考えています。

いい苗に育ってくれよ!

Youtubeこの作業の様子をアップしています。ぜひご覧下さい。