催芽とは?
播種をする前に30℃前後の温水に漬けることで、発芽を促すこと。これをやっておかないと、播種後に芽がなかなか上がってこない。
低温が続く年にあまりにも発芽に時間がかかりすぎると、最悪種籾が腐ってしまうなどの恐れがある。
どれくらいの長さがいいのか?
教科書にはハトムネ程度と書いてあるのですが、これがいまいちわかりにくい。
あんまり伸ばすといけません、とたいてい書いてありますがこの言葉にビビって短くした時は発芽が悪い!
ちょっと伸びすぎたか?ぐらいの方が播種後の生育が揃う。
で!
私なりに何が適正なのかじっくり観察してみた。写真撮ってきたので比較する。
①これは短い。ハトムネの合格ラインギリギリかもしれないが、もうちょい。
②適正。
③伸びすぎ。脱水かけると芽が折れる。ただ折れるとこの種籾が死ぬということはないと思う。以前、ヒメノモチが伸びすぎてしまったが、播種後の生育は良好だった。
この部分が重要ではないか?
②の丸で囲んだ部分。胚芽の下の方。ここがバリっと出てくれば合格なのだと思う。
こういう状態に9割以上しておけば生育もよくなるはず。
しっかりデータをとったわけではなく、今までの経験から書いてあるので絶対ではないのだが。
②と③の間ぐらいで揃えばベスト。最低でも②。
ハトムネハトムネ・・・このセリフで弱気な催芽になりがちなのだが、強気でいきたいと思う。
短いだけはダメだ。播種後の生育が揃わない。
催芽の段階でムラにならないようにするには、浸種が大事よ。ひとつひとつ丁寧にね